前回の記事で、エラーコード:P030-6003が発生してdビデオの動画を再生できない事を書き、
ドコモのサポートとdビデオのサポートが全く役に立たない事も書きました。
なので、自分で調べるしかない!と言うことで調べてみました。
サーバーへの通信は成功しているのに「通信エラーを表すP030-6003」が発生するのはおかしいので、ブラウザから実行されるSilverlightのプロセスを監視してみました。
するとサーバーとのライセンス確認の際に「C:\ProgramData\Microsoft\PlayReady」(以降DRMディレクトリ)にあるライセンス情報「mspr.hds」にアクセスします。
この時ファイルが無い場合は新規生成されます。
しかし、DRMディレクトリのアクセス許可ユーザー/グループにブラウザを実行しているユーザー(今ログインしているユーザー)が無い為、アクセス違反が発生しライセンスの読み書きができていないようです。
これはDRMディレクトリだけではなくC:\ProgramData\ディレクトリ全体が管理権限が必要なディレクトリだから。
これはWindowsの仕様。UACがOFFの環境は知らない。
じゃあブラウザを「管理者として実行(A)」で起動してみたらどうだろう?
と試してみたところ、正常に再生することができました。
予想通りアクセス違反でライセンスの読み書きが出来ていなかったので、「DRMディレクトリに今ログインしているユーザーを追加すれば問題ないんじゃね」って結論になりまして・・・
実際追加してみました。
ユーザーの追加方法:
1.「C:\ProgramData\Microsoft\PlayReady」を開く
2.フォルダで「右クリック->プロパティ」 又は 「整理->プロパティ」
3.「セキュリティタブ->グループ名またはユーザー名」 枠の 「編集(E)」 ボタンをクリック
4.「PlayReady のアクセス許可ウィンドウ」が出たら 「追加(D)」 ボタンをクリック
5.「ユーザー または グループ の選択」ウィンドウが出たら「選択するオブジェクト名を入力してください (例)(E):」の下にあるスペースに自分のユーザー名を入力。

6.ユーザー名を入力したら「名前の確認(C)」ボタンを押します、すると「PC名¥ユーザー名」となるので「OK」を押します。
7.「PlayReady のアクセス許可ウィンドウ」に(6)で追加したユーザーが新しく加わっているので、そのユーザーを選択して下の許可列にあるチェックボックス「フルコントロール」にチェックを入れて「適用(A)->OK」を押します。

8.最後に「PlayReadyのプロパティ」のセキュリティタブに追加したユーザーがあるか確認し「OK」を押して閉じます。
これでブラウザを管理者として実行しなくても動画を観ることができるようになります。
と言うことで、P030-6003が発生して観ることができない方は試してみてください。
これを前回の記事の大阪支社の担当に連絡したところ、すごく喜ばれました・・・w
なんでもどこの受付でも技術的なことは全然わからないそうです。
だから・・関係ないアプリとかも全部有効にしろって指示が出たのねw
向こうの検証が終わったらQAに載せるように言ったので、そのうちQAにのるかも。
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